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在京秋田県高等学校同窓会連合会

お知らせ


6月27日(木)
「ふるさと訪問団・県南地域編」報告

 今年もJR東日本の大人の休日倶楽部割引期間を利用して、ふるさと秋田を訪ねてきました。8回目を数える秋高連の恒例行事です。今回は県南地域の「手高校」・「雄物川高校」とその周辺を回って来ました。期日は6月27日(木)〜28日(金)の二日間。現地集合、現地解散はこれまでと同じです。
 今回の参加者はこれまでになく大勢の、県北高4人・県央高25人・県南高18人の47人になりました。女性は9人でした。

初日は12時に大曲駅に集合。ご高齢の方もおられ少し心配していましたが皆様元気に集まりました。昨年は宿の大型バスを利用しましたが,今回はレンタルバス(28人乗)2台をこちらで用意しました。集合後、先ずは会長の発声があり、その後2班に分かれそれぞれのバスに乗車、2日間の旅いよいよスタートです。
 最初はバスで30分ほどの「手高校」の訪問です。木村利夫校長の挨拶の後、昨年創立120周年を迎えた伝統校のこれまでの歴史を伺ってから,校内の資料館・図書館などを見学しました。卒業生間では何かと話題になる裏山の探索を計画されていたようでしたが、あいにくの雨模様となり校内の見学となりました。バスに至る帰りの小道を行くときに、傘を用意していただいた気遣いには大感激でした。
 次の「雄物川高校」への訪問前に、手城南高校東京支部会長の石谷さんが脚本・監督をしている映画「赤い靴の女の子」の撮影現場になった、雄物川民家苑木戸五郎兵衛村に立ち寄る予定でしたが、雨のために諦めました。その時間で秋田ふるさと村に向かい、広い施設内で土産店を覗いたり,一部の人は蕎麦をすすったりして過ごしました。
 「雄物川高校」とは約束の時間があり,調整して到着したところ猿橋薫校長が迎えて下さいました。一番の特徴である総合的な学習の時間「パスカルタイム」でそれぞれの生徒の生きる力の向上を目指すというお話には感銘を受けました。そして時間調整の訳は、バレーボール部の練習見学でした。部外者は見ることは出来ない雄高バレーの秘密を垣間見させてもらいました。
 宿に向かう道すがら、先ほど素通りした木戸五郎兵衛村をバスの中からチラ見して「ホテルテトラリゾート秋田手温泉」に到着。佐藤会計に参加費を支払ってからそれぞれの部屋で旅装を解きました。美人の湯というアルカリ温泉でひとっ風呂浴びて、お楽しみの宴会です。
 各テーブルにおかれた旬の増田産大粒サクランボを頬ばりながら乾杯。柴田健蔵さん差入れの梅・山桃・マタタビ酒あり,焼酎、日本酒、ワイン、もちろんビールと堪能されたことと思います。宿から、酒の注文は幹事へと言われたと皆様私の所に来ましたが,希望には応えたつもりです。ただ驚いたのは宿で出した日本酒が,土産屋で400円以上で売っているものと同じでした。正直なところ予定外でした。楽しい時間も限りがあり,カラオケタイムは残念ながら途中で打ち切りとなってしまいました。

 二日目はまず手市役所への表敬訪問から始まります。9時前には宿を出発。
市役所では石山清和副市長にお出迎えしてもらいました。それから、かまくら館へ移動。かまくらホールで横手市の現状・課題・今後の取組姿勢などお話を伺って、夏でもマイナス10度のかまくら室のかまくらを見学しました。
 次は,工場見学です。約束の11時に日発精密工業(株)横手工場に着きました。神奈川県伊勢原市に本社のある自動車関連の精密部品工場です。高橋幸雄工場長のお話を聞いた後、4グループに分かれて見学させてもらいましたが,広い工場でゆっくり見ている時間がありませんでした。古くから使っている機械と最新のデジタル機器が同居していました。少々予定時間を過ぎてから次へと出発しました。
 到着時間が少し遅れて内蔵の町・増田に着きました。二手に別れ内蔵の見学をしてから昼食会場へ向かいます。増田で最古の蔵、佐藤又六家の磨き上げた柱や古写真に歴史の大切さを感じました。朝からの雨模様がこの時間になって上がりました。昼食会場の林旅館へは徒歩で向かいました。蔵だけでなく古い町並みが残る通りをそぞろ歩きです。雨が上がって良かった。そば定食は天ぷらや山菜に小鉢、2種類のそばが出てきて、写真を撮らなかったのが悔やまれます。
 昼食後は、元来た道を辿り内蔵通りにある酒造・日の丸醸造へと徒歩で移動しました。日の丸醸造にも内蔵がありこちらも見学です。見学料のチケットは買い物をすると割引券になります。お酒を求めない人は買う人にチケットを譲っていました。2枚で400円割引、エガッタッシ。
 増田の町歩きに時間を取られ,最後の見学場所、まんが美術館は30分しか見られませんでした。今年5月に新装なった美術館、じっくり見るなら1日かかると聞いていましたが、さて30分で何を見るか。過去に来た方がいて,見るならホールの緞帳を見るべきとのこと。次のイベントの準備のために閉じていたホールを、担当者にかけあって開けてもらいました。2階の入口から見た緞帳は、それはそれはすばらしい物でした。矢口高雄の釣りきち三平とイワナが赤い布の上で躍動していました。こんなキャンバスのような緞帳は初めて見ました。
 こうして楽しかったふるさと訪問も解散時間が近づいてきました。帰りのバスは十文字から大曲まで高速道路を走り、予定通りに到着。大曲駅で解団式を行い来年の再会を誓いました。一号車の私は地元出身の手高校・千田さんのガイド付きだったので、本当に愉快な退屈のしない時間を過ごさせてもらいました。
 今回の県南編の企画にあたっては、地元の友人や県南出身のメンバーにひとかたならぬご協力をいただきました。この場を借りてお礼を申し上げます。来年は県北に行きます。県北の皆様アドバイスをよろしくお願いいたします。

(幹事長/藤原和広 記)


手高校


雄物川高校


かまくら館


ホテルロビー



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